2009-09-16
出口が書いた「直球勝負の会社」(ダイヤモンド社)、お読み頂いたでしょうか?このブログには書けなかった、立ち上げの舞台裏がいろいろ描かれていて、当事者ながら「へー、そうだったんだ」とか思うこともあり、非常に面白い。まだの方は、ぜひご一読ください。
さて、このたび注意深く読んでいると、以前は読み飛ばしていた箇所に当たった:
「仕事はをはじめてすぐに私は、彼(=岩瀬)のすばらしい美質にきがつきました。若くて優秀な人にありがちな欠点がないわけではありませんが、岩瀬君はとても率直な一面を持ち合わせていたのです。」
ここまではいい。しかし、ここからがいかにも出口らしい。
「私は、一冊の本を挙げよと言われれば、ためらうことなくM・ユルスナールの『ハドリアヌス帝の回想』を挙げます。」
なぜにいきなりハドリアヌス帝?文章がつながっていなくないか?
「その中に、若きハドリアヌスが自らの美質として素直さを挙げるくだりがあります。同じような素直さを、私のパートナーは持ち合わせていたのです」
そうくるかぁ・・・
社内のある女性は、「素直っていうのに、たとえ話としてローマの皇帝を持ち出す必要があるの??まったく、社長ったら」という突っ込みを入れていましたが。
「ハドリアヌス帝のように素直」な岩瀬でした。
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